■ ID
| 1196 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 沿道と一般環境における大気中ナノ粒子の粒径分布の長期観測(2004−2009)
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■ 著者
| 高橋克行
(財)日本環境衛生センター 藤谷雄二
(独)国立環境研究所 伏見暁洋
(独)国立環境研究所 長谷川就一
埼玉県環境科学国際センター 田邊潔
(独)国立環境研究所 小林伸治
(独)国立環境研究所
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■ 出版元
| (社)大気環境学会 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第51回大気環境学会年会、平成22年9月8日 |
■ 抄録・要旨
| 健康影響が懸念されているナノ粒子の大気中の動態や経年変化を明らかにするため、沿道3地点と一般環境2地点において長期連続観測を行ってきた。沿道(池上)の20nm以下の個数濃度は、冬季に上昇し夏季に低下する明確な季節変動を示し、経年的にほぼ横ばいで推移した。一般環境(綾瀬)では20nm以下の粒子は少ないが、沿道と同様に夏季に低く冬季に高い季節変動が見られた。池上と綾瀬における夏季と冬季の粒径分布の日内変動を見ると、池上では夏季も冬季も朝に20nm以下が増加する一方、綾瀬では夏季の日中に20nm以下が高くなっており、光化学反応によるナノ粒子の生成が示唆された。また、冬季は朝に20nm以下が増加するが沿道ほどではなく、その後に見られる50〜100nmの粒子の高まりは、沿道のナノ粒子が一般環境に拡散する間に揮発および凝集したことによるものと考えられる。
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